AI技術を活用した次世代フォトブース「AnyMoment(アニモーメント)」を開発した韓国のMillennials Works(ミレニアルワークス)が、日本市場での本格展開をスタートさせた。
その第一歩として、東京・新大久保に初の海外店舗をオープンし、さらに2024年2月にはとしまMONOづくりメッセに出展。ビジネス部門で1位を獲得する快挙を成し遂げ、日本市場での大きな可能性を証明した。


「グローバル市場を見据えたAIソリューション、AnyMoment」
Millennials Worksは、ビジョンAI技術を活用した高度な画像解析・AIモデルを開発し、さまざまなキオスク端末に実装するソリューションを提供する企業だ。
日本市場を中心に、台湾・ベトナム・マレーシアなどアジア各国への展開も積極的に進めており、今回の日本進出はその第一歩と位置付けられる。
「AnyMoment」は、生成AI技術を駆使し、ユーザーの写真をわずか1分でオリジナルのキャラクターに変換するフォトブース型のサービスである。 アニメ、ウェブトゥーン、ゲーム風ピクセルアートなど、さまざまなスタイルのキャラクターオプションが用意されており、利用者は自分の個性や好みに合わせたキャラクターを簡単に作成できる。
直感的な操作性と手軽な料金設定により、誰でも気軽に楽しめるのが特徴だ。 日本のアニメ・漫画文化との親和性が高く、市場との相乗効果も期待されている。
Millennials Worksは、新大久保店を皮切りに、日本国内の様々な業種と連携しながら、新たなビジネスチャンスを生み出していく計画を明らかにしている。




「としまMONOづくりメッセで1位獲得、日本市場での可能性を証明」
2024年2月、Millennials Worksは東京・豊島区で開催された「としまMONOづくりメッセ」に出展し、日本の消費者や企業にAnyMomentのサービスを紹介した。
今回の展示会では、事前投票と当日の来場者投票で審査される「MONOづくりメッセAward 18th」のビジネス部門において、981ポイントを獲得し、堂々の1位を受賞した。
この受賞により、AnyMomentが日本市場において高い評価を受けていることが明らかになった。
展示会を通じて、日本の自治体、観光業界、ブランド企業との連携の可能性が広がり、多くの企業担当者が興味を示したという。 特に、バーチャルキャラクターを活用した新しいマーケティング手法として、商業施設や観光地での導入を検討する動きが見られた。


「今後3年で30店舗を展開、アジア市場への橋頭堡に」
Millennials Worksは、今回の日本市場進出をアジア市場拡大の足がかりと位置づけ、今後3年間で30店舗の海外展開を目指している。 日本国内では、新大久保店をモデルケースとしながら、今後さらに店舗数を拡大し、観光地や商業施設との提携を進めていく予定だ。
特に、AI技術を活用したエンターテインメントサービスに対する日本市場の需要は年々高まっており、今後も大きな成長が期待される。
多国籍文化が共存する新大久保という立地は、Millennials Worksの革新的なサービスと相性が良く、新たなビジネスモデルを生み出す場としても大きな可能性を秘めている。 Millennials Worksのグローバル展開の第一歩としての日本進出が、今後どのような成果を生み出すのか。
AI技術とエンターテインメントが融合した新しい体験価値の創出に、さらなる注目が集まっている。
