NewJeansとADORの専属契約紛争長期化 和解難航

韓国の人気ガールズグループNewJeans(ニュージーンズ)と、所属事務所のADOR(アドア)との専属契約を巡る法廷闘争が長期化している。5日、ソウル中央地裁で専属契約の有効性確認を求める訴訟の2回目の弁論が開かれたが、双方は依然として歩み寄りを見せていない。

裁判所は双方に和解の意思を再び尋ねたが、ニュージーンズ側の代理人は「信頼関係が既に破綻しており、もはや戻れない川を渡った状態だ。和解は難しい」と述べ、事態が深刻化していることを強調した。

一方、アドア側も「裁判所がまず判断を下すことで、その後の和解が可能になるかもしれない」と主張し、判決を待つ姿勢を崩していない。

紛争の発端は昨年11月、ニュージーンズが事務所のマネジメント義務不履行を理由に専属契約解除を宣言したことにある。これを受けアドア側は独自活動禁止を求める仮処分を申し立て、ソウル中央地裁は仮処分を認める決定を出した。さらにアドアは、この決定に違反した場合、1回あたり10億ウォン(約1億円)の制裁金支払いを求める間接強制措置を申請し、5月に地裁がこれを認めたことで、メンバーらは事実上の活動停止に追い込まれている。

裁判所は7月24日に追加の弁論を行い、双方から改めて意見を聴取する予定だが、対立の解決には依然として険しい道のりが続きそうだ。

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