「一万人の第九」参加者が語る万博の記憶――「ミャクミャクも懐かしい存在に」

2025年大阪・関西万博の開幕式で行われた「一万人の第九」に、関東から参加した市民が自身の体験を振り返った。参加者は「万博そのものよりも、『万博で第九を歌う機会は二度とない』と思い応募した」と話す。

参加者は開幕前のリハーサルと当日の本番に会場を訪れた。当時は来場者が少なく、広い会場を歩くことができたという。「混んでいるね」「行列してるね」と言いながらも、今振り返れば「どこが混んでいたのかと思う」と苦笑する。人混みを避け、式典終了後すぐに帰宅したが、「あの時もっと見ておけばよかった」と後悔も残った。

5月から6月にかけて計6回ほど会場を訪問。訪問を重ねるにつれ来場者が増え、情報共有も活発になったという。しかし夏の暑さと混雑の影響で、7月以降は訪問を控えた。「もう一度行けばよかった」「空いていた時期にもっと回ればよかった」と語る。

最初は「なぜこのキャラクターなのか」と感じていた公式キャラクター「ミャクミャク」にも愛着が湧いたという。開幕式当日の豪雨など困難な場面もあったが、「家族や友人と過ごした時間は大きな思い出になった」と振り返る。

訪問回数は6回と多くはなかったが、合唱を通じて得た一体感と万博の熱気は強く印象に残っている。「ありがとう、万博。参加した全ての人がそれぞれの思い出を大切にしてほしい」と締めくくった。

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