東京大学駒場キャンパスで、2025년 12月20日(土)に、人間関係の「見え方」に光を当てる公開ワークショップが開催される。主催は日本心理劇学会第31回大会および東京大学CO-ENプロジェクトで、学生・教職員を問わず、一般参加も可能とされている。
このワークショップでは、心理劇(サイコドラマ)の手法を用いて、参加者同士が語り合い、演じ合うプロセスを通じて、日常の人間関係に潜む感情や葛藤を可視化することを目指す。演技経験や心理学の知識は問われず、初めての者でも無理なく関われるよう、穏やかな進行を意識するとされている。
企画者は東京大学・澤田欣吾。会場は駒場キャンパス1号館108教室。開始は12時、終了は14時。申込は事前登録制で、申込みフォームを通じて受け付けられている。※学会大会参加の事前登録は不要。
この公開講座は、大会企画の一環として、心理劇に馴染みのない層にも開かれた対話の場を意図しており、関係性を見つめ直す機会として注目される。大会全体は同日および翌日の2日間にわたって東京大学駒場キャンパスで開催され、テーマは「心理劇を広げる — 心理劇のフィールドを考える」。大会長には櫻井靖史が就任している。
日々のなかで無意識に作用する視点のずれや感情を、体験を通じて再解釈する場として、このワークショップはどのような気づきを参加者に与えるだろうか。関心のある者にとっては、貴重な探訪の場となる可能性が高い。
