[ 延長戦でゴールデンゴールを決め歓喜のFC西新井 ]
[ 一時は勝ち越しのゴールを決めた豊島区トレセンだったが… ]
[ 優勝して笑顔たっぷりでファイティングポーズのFC西新井のオリニたち ]
在日同胞と日本の児童たちがサッカーで交流する5人制の第29回オリニ・ミニサッカー大会が11月9日、東京韓国学校で開催され、8チームが熱戦を繰り広げた。
体育会関東本部(林永起会長)が主催、在日本大韓蹴球協会(朴泰成会長)が主管。4チーム2グループに分かれて予選リーグを行い、各グループの成績によって順位決定戦を実施。1位同士による決勝戦は、グループリーグで接戦を繰り広げた「FC西新井」と「豊島区トレセン」がそれぞれ、2勝1分けの勝ち点7で勝ち上がった。
両チームとも固い守備で得点を許さない試合展開の中、まず豊島が先制。すると果敢な攻めに転じた西新井が同点のコールで前半を折り返す。
後半は主導権を握る西新井が何度もシュートを試みるが、豊島GKが好セーブを連発。拮抗が続く中、豊島が少ないチャンスから値千金のゴールを決め2-1と勝ち越し。このまま、試合終了と思われたが、残り時間わずかのところで西新井がついに同点に追いついた。
結局、時間制限なしのゴールデンゴールで延長に突入。西新井の果敢なシュートが続く中、ここでも豊島のGKが好セーブで何度も危機を救ったが、延長10分近く、速攻から強烈なシュートで会心のゴールを奪い大接戦を制し西新井が優勝した。
決勝の前に行われた「新宿FC」と「境南SC-A」との3位決定戦でも接戦が続き、2-1で境南SC-Aが3位となった。
当日は雨天のため、試合会場を体育館に移しての特別ルールを採用。屋内での競技だけに、試合中、鋭いシュートやキーパーのファインセーブが続出すると、応援に駆けつけていた保護者や関係者の歓声が響きわたった。
96年から始まった同大会は今年29回目。コロナ禍の時期でも中止せずに継続して開催してきた。林永起会長は「30周年となる来年はさらに規模を拡大して次世代たちのスポーツ交流の場を提供したい」と述べていた。
◆最終順位
優 勝 FC西新井
準優勝 豊島区トレセン
3 位 新宿FC
4 位 境南SC-A
5 位 東京韓国学校A/東京韓国学校B(4-4で決着付かず2チームが共同5位)
7 位 境南SC-B
8 位 慶應サッカースクール
