総務省が24日に発表した2024年の消費者物価指数(CPI)によると、生鮮食品を除く総合指数が前年比2.5%上昇し、物価高騰が改めて浮き彫りになった。
特に「令和の米騒動」で注目されたうるち米の価格が前年比28.8%も急上昇し、家庭の食卓に大きな影響を与えた。加えて、タマネギは24.2%、チョコレートは12.2%と上昇幅が大きく、食品価格の高騰が際立つ結果となった。
さらに、生活必需品の価格上昇も家計を圧迫している。電気代は7.3%、自動車保険は4.2%上昇。加えて、円安の影響で外国パック旅行費は前年比68.9%という大幅な値上がりを記録した。
政府は物価高対策としてエネルギー補助や支援策を進めるとしているが、家計の負担軽減にはさらなる取り組みが必要との声が上がっている。
