超党派ユニセフ議員連盟は28日、財務省を訪問し、加藤勝信財務大臣に対してUNICEF(国連児童基金)へのコア予算の拠出水準回復を求める要望書を提出した。
議員連盟側は、世界の子どもたちを取り巻く環境が深刻化している現状を踏まえ、日本政府としてUNICEFの安定的な活動を財政的に支える責任があると強調。特にコロナ禍や世界各地での紛争によって、児童への支援が必要な場面が急増していることから、コア予算の回復が急務だと訴えた。
これに対して加藤大臣は、「予算の制約はあるものの、議連からの強い要望を重く受け止め、検討を進める」と述べた。政府としての具体的な対応は今後の予算編成プロセスで議論される見通しだ。
