大阪府泉南市の添田詩織市議によるSNSでの投稿が名誉毀損にあたるとして、李香代氏(59)が損害賠償と投稿削除を求めた民事訴訟の本人尋問が、7月10日大阪地裁で行われた。李氏は在日朝鮮人3世で、トライハードジャパンの役員、かつて大阪朝鮮中高級学校オモニ会の役員も務めた。
訴えによれば、添田市議はSNSで李氏の民族的出自を繰り返し取り上げ、公金の使途に関連付けて発信。李氏側はこれが差別的意図に基づいた名誉毀損と主張している。法廷では、李氏の側の証人として大村和子氏が出廷し、添田氏の発信が「個人攻撃であり、特定民族に対する差別的言動だ」と証言した。
これに対し添田市議は、「市政に関わる情報提供であり、差別の意図はなかった」と主張。問題となった発言は、公金の透明性を問う市民への説明の一環であるとした。
しかし原告側弁護団は、「数ある企業役員の中で、李氏のみを名指しし、出自に言及したこと自体が恣意的な選別だ」として、添田市議のYouTube動画などから意図の差別性を追及した。
この裁判は結審しており、判決は10月24日午後2時に大阪地裁で言い渡される予定。李香代氏は「人間としての尊厳を守るための闘い」として、引き続き法的対応を続けていく構えを見せている。
