彦造、片目の画家だった事実判明―失明の原因はいまだ謎

東京・弥生美術館と竹久夢二美術館が8日、挿絵画家・山中彦造(やまなか・ひこぞう)に関する新たな史実を発見したと発表した。彦造は全てを細い線で描く独特の描法で知られるが、実は若くして片目を失っていたことが明らかになった。

関係者によると、1925年の朝日新聞記事が彼を「隻眼の画家」と報じていたことが最近確認された。これにより、彦造は21歳の時点ですでに片目の視力を失っていた可能性が高いという。戦後生まれの次女には「戦場で失明した」と語っていたが、記事内容からは戦前にすでに視力障害があったとみられる。

繊細な筆致で知られる彦造の作品群は、視覚的制約を抱えながらも驚くほどの精密さを保っており、今回の発見はその創作の背景を新たに照らし出すものとなった。失明の正確な原因は依然として不明だが、美術館側は「今後も資料調査を進め、彦造の人生と作品世界の再評価を深めていきたい」としている。

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