富士山が見守る鉄道の町、河口湖駅の秋景色

日本を象徴する富士山が、初冠雪の白いベールをまとい、澄んだ空の下にその雄姿を現した。写真は山梨県の富士急行・河口湖駅から撮影されたもので、駅前に展示された古い電車と雪化粧した富士山が調和を 이루며、まるで昭和の絵葉書のような風景を描き出している。

赤褐色のクラシック電車は、かつて富士急行線を走っていた「モ1形電車」で、現在は観光客に人気のフォトスポットとなっている。秋の澄んだ空気の中、観光客や鉄道ファンがカメラを構え、静かな駅にシャッター音だけが響く。

富士山は標高3776メートル、日本最高峰の独立峰として古くから信仰の対象とされてきた。気温が下がるこの時期、山頂付近には初雪が積もり、富士五湖周辺では紅葉と雪のコントラストが楽しめる。

この日も快晴に恵まれ、雲が山肌に流れるたび、頂上の白がより一層際立った。駅周辺では地元の人々が「今日は富士が一番きれいだ」と口をそろえ、観光シーズンの到来を実感していた。

秋の河口湖は、山と鉄道と人の営みが織りなす、まさに“日本の原風景”といえる。

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