「ライバルであり、共に走る存在」現代自動車グループが日本語広告を掲載した理由

現代自動車グループが22日、国内主要日刊紙に日本語を併記した祝賀広告を掲載した。広告は、2025年FIA世界ラリー選手権(WRC)でメーカー、ドライバー、コ・ドライバーの3部門制覇を達成した**トヨタ自動車トヨタ・ガズーレーシングと、モリゾウ名義で参戦する豊田章男**を祝福する内容だ。

広告では日本語と韓国語を併記し、優勝への敬意とともに「優れた競争相手がいたからこそ、現代ワールドラリーチームも一段成長できた」と表明。モータースポーツへの情熱を共有する「善意の競争」を掲げ、来季もファンに感動を届ける勝負を期待するとした。

今回の掲載は、前年にトヨタ側が示したメッセージへの返礼との見方が強い。2024年シーズン終盤、トヨタは日本の主要紙に、最終戦までタイトル争いを繰り広げた**現代ワールドラリーチーム**を称える広告を掲載し、翌季の好勝負を呼びかけていた経緯がある。

両社トップの交流も背景にある。国内外のモータースポーツイベントでの会談を経て、両社は水素分野などでの協力強化を確認してきた。1年を経た今回、現代自動車グループが同様の形式で公に祝意を示したことで、競争と協調を両立させる関係が継続していることを改めて印象づけた。

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