俳優・劇作家の 渡辺えり によるライブ公演「愛の歌 サランへ in 大阪」が盛況のうちに終了した。猛暑の中、多くの観客が会場を訪れ、終始熱気に包まれたステージとなった。

公演は当初予定していた2時間を大きく上回る内容となり、18時公演では観客からのリクエストにも応え、急きょアンコールを披露した。

ステージではジャズをはじめ、韓国語で歌唱したK-POP、タンゴ、ミュージカルナンバーに加え、渡辺えりが主宰する劇団「オフィス3○○(三重丸)」の過去作品から選ばれた劇中歌を披露。圧倒的な歌唱力と迫真の演技が融合したパフォーマンスは、会場の観客を魅了した。

一方で、軽妙なトークも大きな見どころとなった。会場はたびたび笑いに包まれ、親しみやすい人柄とユーモアあふれる語り口が観客との距離を縮めた。

今回の会場に大阪・鶴橋を選んだことも印象的だった。公演では在日コリアン1世の思いを重ね合わせたような楽曲も披露され、京都、大阪、静岡、沖縄と続くツアーでは開催地ごとに楽曲やトークの内容を変えながら、それぞれの地域に寄り添う姿勢が観客の共感を呼んだ。

共演した劇団タルオルムのハナも、舞台を通じて表現者としての学びを深める機会となった。劇団関係者は「偉大な先輩の背中を追いかけながら、表現の世界に立つ喜びを改めて実感した」と振り返り、来場者や日頃から応援する人々への感謝を表した。

劇団タルオルムは9月4日から6日まで大阪で新作「家族戒議」の初演を予定している。劇団によると、予約は好調に推移しており、多くの観客の来場を呼びかけている。

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