韓国現職大統領、内乱首謀疑いで逮捕状発付

韓国のソウル西部地方裁判所は31日、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領=職務停止中=に対し、内乱罪および職権乱用の疑いで逮捕状を発付した。高官犯罪捜査庁(高捜庁)が30日未明に逮捕状を請求していたもので、現職大統領に逮捕状が発付されるのは韓国史上初めての事態となった。

非常戒厳令を巡る捜査進展

尹氏は3日夜、非常戒厳令を宣布し、一部の特殊部隊が国会議事堂に乱入するなどの混乱が発生。国会は戒厳令の解除を要求する決議案を可決し、尹氏は翌日未明に戒厳令を解除したが、この間の行為が憲法秩序を乱す目的の暴動に当たるとされ、高捜庁は尹氏を「内乱の首謀者」として捜査を進めている。

憲法裁判所の判断と今後の展開

国会は14日、戒厳令の違憲性を理由に尹氏に対する弾劾訴追案を可決。憲法裁判所は180日以内に弾劾案の妥当性を判断する見通しで、妥当と判断されれば尹氏は失職し、大統領選が60日以内に行われる。

歴代大統領の逮捕と背景

韓国では過去にも複数の元大統領が退任後に逮捕されており、全斗煥、盧泰愚、朴槿恵、李明博各氏が実刑判決を受けている。今回の事件は現職大統領として初の逮捕状発付という異例の事態となり、国内外の注目を集めている。

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