石破首相、「大連立の可能性」言及 政権安定への一策か

石破茂首相は1日、ラジオ番組に出演し、少数与党の現状を打開する策として「大連立も一つの選択肢として考えられる」との認識を示した。

番組内で、大連立が政権の安定に寄与するかについて問われた首相は、「何の目的のために行うのかが明確でない大連立は、大政翼賛会のような形になりかねない。その点は十分に注意が必要だ」と述べ、無目的な連立への懸念を表明した。

この発言は、先月24日に収録された番組で行われたものである。また、首相は衆院解散の可能性についても触れ、「内閣と衆議院の意見が対立するような事態が生じた場合、国民主権の原則に基づき国民に判断を仰ぐべきだ」と語った。

現在の衆議院の勢力図では、与党が単独で過半数を維持するのが難しい状況が続いており、大連立が現実の選択肢となる可能性も浮上している。首相の発言は、政局の流動化が続く中で注目されている。

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