17日午前、京都府京丹後市の久美浜湾で開催されていた「全日本カヌーマラソン選手権大会」において、強風の影響でカヌー約90艇が転覆する事故が発生した。
事故が起きたのは午前10時10分頃。大会主催者から「数十人が溺れている」と110番通報が入り、警察や関係機関が対応に当たった。大会は久美浜湾カヌー競技場で行われており、開始直後から突風によって次々と艇が転覆したとされる。
事故当時、現場には警察も広報のために滞在していた。警察によると、複数の選手が負傷し、このうち6人が病院に搬送されたが、重体者や意識不明者は確認されていない。
現場が海上であることから、対応は海上保安庁に引き継がれ、現在、巡視艇2隻および美穂航空基地所属の航空機1機が出動し、捜索・救助活動が続けられている。
大会は国内各地から選手が集まる全国規模の競技会であり、安全管理体制や気象状況の判断などについて、今後詳しい調査が行われる見通しだ。
