在日3世の女子柔道選手の許海実がパリ五輪で銀メダル獲得。韓国民団の傘下団体である在日本大韓体育会の宋栄奉会長は7月30日、下記のコメントを出しました。
在日本大韓体育会
会長 宋栄奉
在日同胞女子選手初のオリンピックでのメダル獲得という快挙を成し遂げてくれた許海実選手、おめでとうとうございます。感慨無量の歓びで一杯で、すべての在日同胞と歓びを共にしたいと思います。
日本で生まれ、育った在日同胞3世が韓国人としての誇りを持ち続け、韓国国家代表として鍛錬を積み重ね、持てる力を思う存分に発揮し、見事な闘志で栄光をつかんだことに、心から敬意を表します。
韓国を始め日本に住む、多くの在日をはじめ、世界の同胞たち、そして、次世代たちに大きな勇気を与えてくれました。
許海実選手がまだ15歳だった2019年に、本会から派遣した韓国国体ソウル大会で優勝以来、韓国国家代表として、世界に羽ばたく選手になったことは、在日同胞ばかりか世界中の同胞の誇りです。
明日の女子63㎏級に出場する金知秀選手も許海実選手に続いてメダル獲得を期待しています。
1964年の東京五輪で金義泰選手が在日同胞選手として初めて五輪に派遣し銅メダルを獲得してから60年が経ちました。その後も、数多くの韓国代表選手を輩出してきた在日本大韓体育会ですが、今後も世界に羽ばたく在日アスリートの育成と支援を続けていきます。以上が、宋栄奉会長の祝辞でした。許海実選手のさらなる活躍を期待すると共に、今後も在日アスリートの成長を見守り、支援していくことを誓います。
