山梨県河口湖町の富士北麓公園陸上競技場で開かれた富士北麓ワールドトライアル男子100メートル予選。日本生命の桐生祥秀が9秒99(追い風+1.3メートル)を記録し、8年ぶりに9秒台に復帰した。
観客席からは大きなどよめきと拍手が沸き起こった。桐生は「今日は小学生の子供たちが9秒台の熱を感じて、記憶に残ると思う」と語り、自身の快走を未来を担う世代への刺激と位置づけた。
先月末の全国高校総体男子100メートル決勝で星稜高校の清水空跳が高校新記録となる10秒00(追い風+1.7メートル)を樹立しており、桐生は「清水には世界を見据えて走り続けてほしい」とエールを送った。
桐生は来月の世界選手権参加標準記録(10秒00)を突破しており、代表入りが確実視される。復帰を果たした桐生の走りは、日本スプリント界の勢いを象徴する一歩となった。
