UESHIMA MUSEUMは、6月21日より新コレクション展「創造的な出会いのためのテーマ別展示」を一般公開した。国内外の現代アート作品700点超を所蔵する同館コレクションから、各テーマに沿って厳選した作品を紹介する。
本展は、2025年3月まで金沢21世紀美術館館長を務めた長谷川祐子がキュレーションを手掛け、2階常設展示を除く全フロアを一新。ジェームズ・タレルのインスタレーション作品を常設展示に加え、中央の細長い空間をゲルハルト・リヒター展示ギャラリーとして開放した。
各階には「宇宙」「ポップ」「なごみの幾何学」「にぎやかなナラティブ」「愛とグリッチ」など多彩なテーマを設け、作品同士の対話を促す構成とした。床面は輝く白い仕上げとし、浮遊感のある空間を演出している。
UESHIMA MUSEUMは、渋谷教育学園植島タワー内に位置。建物は1989年に英国マーガレット・サッチャー元首相出席のもと開校したブリティッシュ・スクール・イン・トウキョウの旧校舎を改装したもの。入館料は一般1,800円、中高生500円、小学生以下無料。開館時間は11時~17時(最終入場16時)、月曜休館(祝日の場合は開館、翌平日休館)。
館長の植島幹九郎は1979年千葉県生まれ。東大在学中に起業し、事業家・投資家として活躍する一方、国内外のオークションハウスやギャラリーで現代アートを精力的に収集。2024年には米Artnews誌が選ぶ「Top 200 Collectors」に名を連ねている。
