終戦から80年となる8月15日、東京都千代田区の日本武道館で政府主催の全国戦没者追悼式が行われた。天皇皇后両陛下がご臨席のもと、戦没者約310万人の冥福を祈り、恒久平和の実現を誓った。
式典は午前11時50分過ぎに開式。国歌斉唱の後、石破茂首相は「今日の平和と繁栄は、戦没者の尊い命と苦難の歴史の上に築かれたものだ」と追悼の意を表し、「戦争の惨禍を決して繰り返さない」と恒久平和への行動を続ける決意を述べた。
正午には参列者全員で黙とうが行われ、続いて天皇陛下は「戦中・戦後の苦難を語り継ぎ、将来にわたり平和と人々の幸せを希求し続けたい」とのお言葉を述べられた。
式典には全国から遺族や各界の代表ら約4500人が参列し、森山裕自民党幹事長をはじめとする各党代表が菊を献花して戦没者の霊を慰めた。
