日参院で「長生炭鉱」政府交渉、遺骨共同鑑定支援を要請へ

戦時中に多くの朝鮮人労働者が犠牲となった長生炭鉱事件をめぐり、市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が10月21日、参議院議員会館で政府交渉を行う。交渉では、炭鉱跡地で見つかった遺骨の「日韓共同鑑定」実施と、ピーヤ(坑内)内部の障害物除去作業への政府支援を求める。

会場は参議院議員会館講堂で、午前11時半から入館証が配布され、正午に交渉が始まる。午後2時20分からは記者会見も予定されており、取材や映像撮影が可能となる。主催団体は「事前申し込みは不要。会場を満席にして政府の対応を見届けよう」と呼びかけている。

主催側によると、交渉の前半は要請書朗読まで公開されるが、交渉中の撮影や配信は制限される。報道関係者の参加と録音記録は許可される予定だ。

長生炭鉱は、1945年に福岡県で坑内浸水事故が発生し、多数の朝鮮人労働者が犠牲になったとされる。戦後80年を前に、真相究明と慰霊のための実質的な政府対応を求める声が高まっている。

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