片山さつき参議院議員は、皇室行事に出席するにあたり着用予定のドレスについて、事前に宮内庁へ確認したことを明らかにした。今回選んだデイドレスは、服部由奈氏による作品で、日本各地のタンスに眠る大量の不要着物を洗い張りして再生した布を用いたリサイクル製品である。
片山氏はこれまで、自身が所有していた着物を川崎マコ氏がドレスへ仕立て直した例が複数あるが、今回のドレスはそれとは異なるコンセプトで制作されたものだと説明した。未使用の古物着物を再活用することで、伝統文化の循環と資源活用を促す点が特徴であり、環境面と社会面の双方で意義がある取り組みとされる。
片山氏は「これはこれでソーシャルな意味がありますね」と語り、着物リサイクルを通じた新たな価値創出への期待を示した。
