第51回衆議院選挙が9日までに開票され、自由民主党が単独で316議席を獲得した。衆議院定数465の3分の2を上回り、単一政党による3分の2超の議席確保は戦後初となる。議席数は1986年の中曽根政権下での300議席を超え、過去最多を更新した。
この結果、自民党は衆議院で可決した法案が参議院で否決された場合でも、単独での再可決が可能となる。与党内からは大勝を評価する声がある一方、「勝ちすぎた」との慎重論も出ている。
連立を組む日本維新の会は36議席を獲得し、与党全体では352議席となった。高市首相は、維新との連立を継続する考えを示し、政策面での連携を強化する姿勢を強調した。
一方、野党第一党の中道改革連合は、公示前の167議席から約120議席を減らし49議席にとどまった。野田、斉藤両共同代表は選挙結果の責任を認め、厳しい総括を行った。党の重鎮とされる安住、枝野、小沢らも議席を失った。
そのほか、国民民主党は28議席で微増。参政党は比例代表を中心に15議席へと大きく伸ばした。初挑戦のチームみらいは比例代表で11議席を獲得した。共産党は4議席、れいわ新選組は比例代表1議席にとどまり、いずれも議席を減らした。減税日本・ゆうこく連合は選挙区で1議席を確保したが、保守党と社民党は議席獲得に至らなかった。
今回の選挙結果により、衆議院の勢力図は大きく塗り替えられ、今後の国会運営と憲法改正論議の行方が注目される。
