石川県にそびえ立つ標高2702メートルの白山が、今年の夏、多くの登山客や自然愛好家たちの注目を集めている。雄大な自然の景観と独自の生態系を求めて足を運ぶ人が急増し、新たな観光スポットとして人気が浮上している。
白山は、富士山、立山と並ぶ日本三霊山の一つに数えられる名峰。山頂付近には夏場でも雪渓が残り、高山植物が可憐な花を咲かせるなど、手つかずの大自然が広がっている。コロナ禍以降、アウトドアや自然回帰のトレンドが続く中、密を避けながら心身をリフレッシュできる場所として白山が改めて評価されている形だ。
特に今年は、登山の初心者から熟練者まで楽しめる多様なトレッキングコースが整備されていることや、地元自治体による観光プロモーションが功を奏した。週末ともになると、登山口周辺の駐車場は県内外から訪れたマイカーで埋まり、山頂を目指す登山者の長い列ができるほどの賑わいを見せている。
訪れた観光客からは、「都会の喧騒を忘れて、圧倒的な自然の壮大さに感動した」「一歩一歩登るたびに広がる絶景が素晴らしい」といった声が聞かれる。また、山麓に点在する温泉地や郷土料理を楽しむ観光客も多く、登山と地域の魅力をセットで満喫するスタイルが定着しつつある。
地元自治体や観光関係者は、環境保全に配慮しながら、この盛り上がりを一時的なブームにとどめず、持続可能な観光地として発展させていく方針だ。自然の厳しさと優しさを同時に体感できる白山の魅力は、今後も多くの人々を惹きつけてやまない。
