第56回国際物理オリンピックに出場した日本代表5人全員がメダルを獲得した。日本の文部科学省が発表した。大会は2026年7月4日から12日までコロンビア・ブカラマンガで開かれ、87カ国・地域から381人が参加した。
日本代表は国内大会の出場者1330人から選抜された5人で、岡野光佑さん(広島大学附属福山高校3年)が金メダルを獲得した。武陽太さん(開成高校3年)、中野栄太郎さん(開成高校3年)、今井拓心さん(宮城県仙台二華高校3年)の3人が銀メダル、楠瀨瑛大さん(宮城県仙台二華高校3年)が銅メダルを受賞した。
国際物理オリンピックは1967年にポーランドで第1回大会が開催された。日本は2006年から参加しており、2026年大会が19回目の参加となった。前年の2025年フランス大会では、日本代表が金メダル3個、銀メダル2個を獲得していた。
また、5月17日から25日まで韓国・釜山で開かれた第26回アジア物理オリンピックでは、日本代表が銀メダル2個、銅メダル5個、優秀賞1人の成績を収めた。同大会には27カ国・地域から201人が参加した。
文部科学省によると、銀メダルを獲得したのは楠瀨瑛大さんと中野栄太郎さん。銅メダルは一色凌成さん、今井拓心さん、岡野光佑さん、鍬塚滉さん、沖友瑛さんが獲得し、武陽太さんが優秀賞を受賞した。
7月14日には国際物理オリンピックとアジア物理オリンピックの出場選手らが小林文部科学副大臣を表敬訪問し、文部科学大臣表彰などを受けた。選手らは大会を通じ、物理が社会のさまざまな分野で活用されていることを学んだほか、海外の参加者との交流を通じて各国の文化や物理教育にも触れたと振り返った。
小林副大臣は選手らの成果を祝福し、今後もさまざまな分野に挑戦しながら自身の夢に向かって進んでほしいと激励した。文部科学省は、次代の科学技術・イノベーションを担う若い人材の国際的な活躍を引き続き支援するとしている。
