第105回韓国国体 在日同胞は総合準優勝

【表彰式で準優勝トロフィーを手にする呉公太・在日同胞選手団長 17日、金海総合スタジアム】

第105回韓国国体慶尚南道大会が10月11日から17日までの7日間、金海市と慶尚南道一円で開催された。メイン会場となった金海総合スタジアムでは、最終日の17日夜に総合表彰式と閉会式が行われた。

在日同胞選手団は、サッカー、ボウリング、テニス、テコンドー、卓球、スカッシュ、剣道などの競技に加え、国内競技の柔道や水泳を含む計11競技に参加した。選手団は62人の選手と27人の競技委員、選手団本部と参観団を含めた総勢約150人で構成された。

事前に行われたテコンドーでは、在日同胞選手団が金メダル3個、銅メダル2個を獲得し、幸先の良いスタートを切った。

剣道が悲願の初優勝

12日、剣道団体戦で在日同胞は過去に何度も敗れてきた在ベトナム同胞との接戦を制し、2-1でリベンジを果たした。勢いに乗って準決勝では在米国同胞に4-0で完勝、決勝でも在中国同胞に3-1で快勝し、初優勝を飾った。

サッカーでは予選脱落

一方、サッカーでは、3連覇を目指していた在日同胞が在インドネシア同胞との初戦で1-1の引き分けに終わり、在英国同胞に5-1で勝利したものの、フェアプレーポイントで予選を突破できなかった。

テニスとゴルフがメダルラッシュ

テニスでは、男女ともにシングルス、ダブルスの全てで決勝進出を果たし、男子シングルスとダブルスで金メダルを獲得した。卓球女子シングルスでは、池松怡選手が2連覇を達成した。

ゴルフでは、男子団体で金メダル、女子団体で銀メダル、個人戦でも男女ともに銀メダルを獲得した。

総合成績

在日同胞選手団は最終的に金メダル8個、銀メダル5個、銅メダル6個を獲得し、海外同胞の部で総合準優勝を果たした。優勝は在米国同胞、3位は在インドネシア同胞となった。

次回、第106回全国体育大会は2025年10月17日から23日まで、釜山市で開催される。

獲得メダル一覧

金メダル

  • 金秀範(テコンドー男子+80㎏級)
  • 加藤貴士(テコンドー男子-68㎏級)
  • 文太一(テコンドー男子-58㎏級)
  • 剣道団体戦(団体メンバー:金文達、髙橋忠志、河文龍、金振奎、金勇十)
  • 尹準熙(テニス男子シングルス)
  • 尹準熙、韓成民(テニス男子ダブルス)
  • 池松怡(卓球女子シングルス)
  • 鄭優星、韓新樹(ゴルフ男子団体)

銀メダル

  • 崔菜月(テニス女子シングルス)
  • 崔菜月、李美藍(テニス女子ダブルス)
  • 鄭優星(ゴルフ男子個人)
  • 康美咲(ゴルフ女子個人)
  • 康美咲、金佑子(ゴルフ女子団体)

銅メダル

  • 崔嘉愛(テコンドー女子+67㎏級)
  • 文 仁(テコンドー男子-80㎏級)
  • 金光子(ボウリング女子個人戦)
  • 徐華瑛(スカッシュ女子個人戦)
  • 鄭煕燮、陳珉皓(ボウリング男子2人戦)
  • ボウリング女子5人戦(メンバー:金賢淑、黄聖姫、朴祥子、金光子、金貞姫、車恩伊)
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