9日のニューヨーク株式市場は急騰し、ダウ平均株価は終値で再び4万ドル台を回復した。上げ幅は2962ドル86セントに達し、史上最大となった。
この急騰は、トランプ前大統領が次期大統領選に向けて、従来の高関税政策から方針転換する可能性を示唆したことを受けたもの。市場では米中間の貿易摩擦激化への懸念が後退し、買い注文が一気に広がった。
朝方は前日比300ドル以上の下げで始まったが、その後急反発し、一時3100ドルを超える上昇幅を記録した。
ダウ平均は最終的に2962ドル86セント高の4万608ドル45セントで取引を終えた。前日まで4営業日連続で下落しており、合計で4500ドル超の値下がりとなっていた。
為替市場ではドル買い・円売りが進み、一時1ドル=148円台まで円安が進行した。
