トランプ氏、第2次大戦「対独戦勝記念日」制定 日本への言及避ける

アメリカのトランプ大統領は7日、第2次世界大戦においてドイツが無条件降伏をした5月8日を「戦勝記念日(Victory Day)」と制定する布告に署名した。

トランプ氏は声明で「80年前に敵を打ち破ったのはアメリカの戦車や艦船、航空機、そして勇敢な軍人だ。アメリカなしには自由と解放はあり得なかった」と述べ、戦争で果たした自国の役割を強調した。

さらにトランプ氏は、「アメリカはこれまで、自国の偉大な勝利を適切に祝ってこなかった。愛国者たちの業績を誇りに思うべきだ」として、国民に5月8日の意義を改めて示した。

一方で、この布告では1945年5月8日の対独戦勝以降も続いた日本との戦争や、広島・長崎への原爆投下については一切言及されず、日本への配慮も伺わせる内容となった。

欧州各国では毎年5月8日に戦勝記念式典が行われているが、米国が公式に同日を記念日として明確に位置付けるのは異例だ。

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