敗戦80年、日本政府の植民地支配謝罪再び欠如か— 安倍「戦後70年談話」から読み解く歴史認識

今年で敗戦から80年を迎えるが、石破茂首相は日本の過去の植民地支配について公式な立場を示さない方針とされる。これは10年前、安倍晋三首相が発表した「戦後70年談話」と同様の構図だ。

2015年8月の安倍談話は、戦争への反省や平和国家としての歩みを強調しつつも、日本による朝鮮半島植民地支配への直接的な謝罪表明は盛り込まれなかった。当時もその内容を巡って、国内外で「謝罪の後退」との批判が起きた。

在日コリアン向け月刊誌『月刊イオ』は、2015年10月号で近現代史研究者の康成銀氏、愼蒼宇氏、李柄輝氏による座談会「戦後70年談話と朝鮮植民地支配」を掲載。談話で語られた点と欠落した点を分析し、日本の歴史認識のあり方を議論した。

同誌は今回、敗戦80年の節目を機に、この座談会全文を公開。過去の事実に基づく歴史認識の重要性を改めて問いかけている。

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