長生炭鉱遺骨収容後 初の政府交渉へ…9月9日 参議院議員会館で開催

長生炭鉱の犠牲者遺骨収容を求める市民団体「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」が、9月9日正午から東京・参議院議員会館講堂で政府交渉を行う。午後2時からは記者会見も予定されている。

今回の交渉は、8月25~26日に実施された第6次潜水調査で遺骨収容が実現したことを受けて初めて開かれるもの。韓国人ダイバーらの協力で大腿骨や頭蓋骨などが発見され、宇部警察署が正式に人骨と確認した。遺族からは「やっと家族の元へ帰れる」との声が寄せられている。

交渉では、①犠牲者全員の遺骨収容の継続、②国の責任による安全な調査体制の確立、③市民参加と情報公開、④歴史的事実の記録と継承――の4点が主要な議題となる。市民の傍聴参加も呼びかけられており、マスコミに対しては取材と報道拡散が求められている。

主催団体は、これまで政府が「危険」を理由に調査を拒んできたと指摘し、今回の成果が「犠牲者全員の収容が可能であることを証明した」と強調している。

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