東京大学は9月19日、「令和7年度(2025年度)秋季学位記授与式・卒業式」を本部大講堂で開催した。式典には学士・修士・博士課程の卒業生とその家族、教員が出席し、新たな門出を祝った。
東京大学は国際学生の学事暦に合わせ、春(3月)と秋(9月)の2回、学位授与式を実施している。今回は外国人留学生の比率が高く、総長は式辞で「世界とつながり、知を社会に生かす人材に成長してほしい」と呼びかけた。
学位を授与された卒業生たちは、学術的成果だけでなく国際的なネットワークを通じて大学の存在感を高めてきたと評価されている。特に人工知能、気候変動、グローバル・ガバナンスなど先端・現代的課題を研究してきた人材が多く含まれ、学術的意義は大きい。
秋季卒業式は留学生や早期修了者、特別プログラム修了者などが中心となる。今年はコロナ禍以降、初めて全面的な対面開催となり、キャンパスは活気に包まれた。
卒業生たちは伝統衣装やガウンに身を包み、記念撮影を行いながら東大での生活を締めくくり、社会へと新たな一歩を踏み出した。
