名古屋大学は10月6日、「女性研究者トップリーダー顕彰」の授与式を開催した。
この顕彰は、優れた研究業績と高い能力を持ち、本学の役員や管理職としての活躍が期待される女性研究者を表彰するもので、今年で9年目を迎える。
今年度は、医学系研究科の中沢由華教授、工学研究科の吉田朋子教授、宇宙地球環境研究所の三宅芙沙准教授、人文学研究科(デジタル人文社会科学研究推進センター)の川本悠紀子准教授の4名が受賞した。
本学では、女性研究者の採用や上位職(教授・准教授)の在職率向上を目的として、2017年度から毎年度この顕彰を実施している。受賞者には研究費の支援が行われるほか、リーダーシップ研修や大学運営に関するプログラムへの参加を促し、研究・教育および組織運営に主体的に関わる機会を提供している。
授与式はジェンダー・リサーチ・ライブラリで行われ、杉山直総長が受賞者4名に表彰状を授与した。杉山総長は「次世代の女性研究者のロールモデルとして活躍してほしい」と激励の言葉を述べた。
式典後には、今年度の受賞者と歴代受賞者による懇談会が開かれ、研究内容やキャリア形成、ライフステージの変化などに関する経験や課題を共有し、今後の展望について意見を交わした。
