江東郡病院竣工式で金正恩総書記が演説 地方保健医療改革の加速を強調

平壌で20日、江東郡病院の竣工式が行われ、金正恩総書記が出席して演説した。総書記は、着工からおよそ280日で竣工に至ったスピードを「朝鮮の速度」と位置づけ、地方発展政策の本格化を示す象徴的成果だと強調した。

総書記は、地方住民の生活向上に向けた党の闘争が「全面的かつ本格的な段階に入った」と述べ、地方工業工場や総合奉仕所に続く医療施設の整備が地域社会の変革を牽引していると指摘した。江東郡病院については「既存の地方病院の観念を完全に変えた」とし、建設過程と運営理念の両面で模範になると評価した。

また、医療従事者に対して「肉親のような慈愛で患者に接し、高い医術で人民の健康を守ること」を期待し、郡民の健康を託すと述べた。

総書記は、年末までに亀城市病院、竜岡郡病院、元山葛麻海岸観光地区の応急治療所などが相次いで竣工予定であり、平壌総合病院を含めると2025年内に6つの近代医療施設が完成する計画だと明らかにした。これを「保健医療革命の貴い成果」と位置づけ、今年を「驚異的な変革の年」と表現した。

一方で、人民の健康増進に「満足はあり得ない」と述べ、さらに高い目標を掲げた保健医療近代化事業を推し進める決意を表明した。総書記は「保健医療の近代化は国家の百年の大計」と強調し、地方飛躍と社会主義国家の未来を切り開く事業として前進を促した。

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