【中央団長談話文】尹奉吉義士記念館に関する談話文

 尹奉吉義士記念館に関する談話文

 

 今年、石川県金沢市内に韓国北陸歴史探訪情報センター(尹奉吉義士記念館)を開設する計画が明らかになり各方面に様々な軋轢が生じました。

 同計画は、韓国在住の個人と日本国内の一企業が計画していた民間事業であることから、在日韓国人を代表する団体である民団としては一切関与してはおらず、また本来その是非を問う立場にもありません。

 民団はこれまで植民地時代に日本国内で亡くなられた多くの韓国人同胞の各種慰霊事業を、韓国と日本の平和と安寧なる未来のため、日本の地域住民の皆さまのご理解とご協力の下に粛々と行ってまいりました。

 しかし金沢市の同事業は、北陸のインバウンド観光事業であるにしても地域のご理解を事前に得ることなく進められ、結果として地域の日本の皆様、韓国同胞の皆様の日々の生活にご不便と多大なる不安をもたらしたことは、民団として憂慮に堪えず、また到底、賛同することはできません。

 今、世界は分断と暴力、ヘイトが拡大していますが、この度の同事業をめぐり暴力的行為に及んだ事例が発生しました。これはあってはならないことであります。

 民団は、韓日両国の平和と安寧、日本地域社会の発展のため、分断と暴力、ヘイトが無い社会を強く望みそして目指してまいります。

 2025年4月3日
 在日本大韓民国民団中央本部
 団長 金 利 中

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