トランプ米大統領は25日、上乗せ関税適用の猶予期間を再度延長する可能性について「低い」との認識を示した。エアフォースワン機内で記者団の質問に答え、各国に対して通商協議を急ぐよう改めて圧力を強めた。

猶予期間の90日延長について問われたトランプ氏は「可能性は低い」と発言。さらに、中国が「何か実質的なもの」を提示しない限り、対中関税を引き下げる意向はないと述べた。

自身の関税政策に対する金融市場の反応についても言及。「今起きていることを見れば、移行期間があると言った通りだ。市場は理解し始めている」と語り、株式と債券市場の高いボラティリティーを過度に懸念する必要はないとの考えを示した。

中国に求める譲歩については「経済の開放」を明言し、「実現すれば素晴らしい勝利だが、中国は開放を望んでいないかもしれない」と付け加えた。

また、米誌タイムとのインタビューでは、各国との通商交渉について「3~4週間以内に終わるだろう」と述べ、基本的に「準備は整っている」との見通しを示した。「一部の国が後から調整を求めてくるなら検討するが、基本線は変わらない」と強調した。

日本との交渉については「非常にうまくいっている」「合意は非常に近い」と記者団に語った。これは、イタリア・ローマで行われるフランシスコ教皇の葬儀に出発する直前の発言だった。

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