新型コロナウイルスの影響で2020年2月から中断されていた平壌-モスクワ間の国際直通列車が約5年ぶりに運行を再開した。
駐朝ロシア大使館によると、13日に平壌駅を出発した直通列車には最初の乗客20人が乗車。駅ではアレクサンドル・マツェゴラ駐朝ロシア大使や朝鮮外務省、朝鮮鉄道省、ロシア鉄道公社の関係者らが出席した簡素な見送りセレモニーが行われた。マツェゴラ大使は「この列車が両国間の人的交流や観光促進の重要な架け橋となる」と述べた。
平壌-モスクワ間の直通列車は全長約1万キロで、世界最長の国際直通鉄道として知られ、平壌発が毎月3日と17日、モスクワ発が毎月12日と26日に運行される。所要時間は約8日間で、ロシア国内のハバロフスクやイルクーツク、ノボシビルスクなど主要都市を経由する。
また、平壌-ハバロフスク間の直通列車も6月19日から毎月1往復の定期運行が始まる。昨年12月以降、豆満江-ハサン間の鉄道も週3回運行されており、両国間の経済や文化交流の拡大が期待されている。
