インド西部のムンバイおよび南部のベンガルールで、第1回日印AI戦略対話が開催された。両国の関係省庁や企業関係者が一堂に会し、人工知能分野における協力の方向性について議論を深めた。
会合では、AI技術の研究開発や人材育成、スタートアップ支援など幅広い分野での連携強化が主要議題となった。特に、急速にデジタル化が進むインドと高度な技術基盤を持つ日本が相互補完的な関係を築く重要性が強調された。
また、データ活用や倫理・ガバナンスの枠組み構築についても意見交換が行われ、国際的なルール形成における協調の必要性で一致した。双方は、今後も定期的な対話を通じて具体的な協力プロジェクトの創出を目指す方針を確認した。
ベンガルールはインド有数のIT集積地として知られ、スタートアップや多国籍企業が集まる一方、ムンバイは金融・商業の中心地としてAIの社会実装の場として注目されている。今回の対話開催地の選定も、こうした地域特性を踏まえたものとみられる。
日印両国は近年、デジタル分野での協力を拡大しており、今回の対話はAI分野における戦略的パートナーシップの新たな節目となる可能性がある。今後の具体的な成果が注目される。
