高市早苗首相は13日、英国、イタリアを訪問した後、フランスで開催されるG7エビアン・サミットに出席すると明らかにした。英国のスターマー首相、イタリアのメローニ首相と会談し、東アジア、中東、ウクライナ情勢などについて意見交換を行うほか、安全保障や先端技術分野での協力強化を協議する。

高市首相は、AI、量子技術、宇宙開発、半導体、洋上風力発電などの分野で先端技術開発やサプライチェーン強靱化に向けた二国間連携を深化させる考えを示した。

また、自身にとって初めてとなるG7サミットでは、中東情勢やウクライナ情勢、インド太平洋地域を巡る地政学的課題への対応に加え、エネルギー安全保障や市場安定化、重要鉱物の供給網強化などについて首脳間で率直な議論を行う意向を表明した。

特にエネルギー安全保障分野では、日本が提唱する「パワー・アジア」構想の国際展開を目指し、①G7と同志国による不当な輸出制限への共同対抗、②アジア地域における石油備蓄強化支援と国際エネルギー機関(IEA)との連携推進、③産油国と消費国の協力強化による威圧的行為の無力化――の3項目を提案する方針だ。

さらに重要鉱物については、日本主導でG7各国の備蓄制度創設を支援するとともに、各国制度を相互接続する「共同備蓄連携構想」を提案する予定としている。

高市首相は「日本の立場と取り組みを積極的に発信し、G7が結束して国際社会の課題解決を主導する姿勢を示したい」と述べた。

今回のG7サミットでは、中東情勢の緊迫化やエネルギー市場の不安定化が続く中、日本が主導するエネルギー安全保障とサプライチェーン強化策が各国首脳からどのような評価を受けるかが注目される。

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